20171112_1

フェルマーの最終定理を証明したアンドリューワイルズのドキュメンタリー。
現在小学校6年生の娘が大好きな本のひとつです。バッグに忍ばせて学校に持参するほど気に入っています。


片付けが苦手な娘の机や部屋を掃除していると、そこかしこから平方根や素数の一覧、ピタゴラスの定理の証明など「数学」関連のメモ用紙が出てきます。彼女の頭の中はいつも数字や元素記号でいっぱいで、同世代の女の子の多くが好むような「恋バナ」とか「おしゃれ」には全く興味がない様子。

小さい頃は人懐こく、進んでお友達の輪に入るような子でしたが、興味嗜好の違いからか、小学校に入学した頃から周りと上手くいかないことが多くなりました。

娘が初めて小児発達の専門医の診察を受けたのは、小学校1年生の時。
当時は、注意散漫で忘れ物や紛失物が多いといったADHDっぽい特徴が目立っていたのですが、主治医の先生からは「まだ6歳ですから確定診断はできません。ADHDとアスペルガーは似たような症状も多いので、数年経過を観察しましょう。現段階ではADHD疑い(グレーゾーン)です。」と言われていました。

それから定期的に通院し、昨年娘が小学校5年生になったので、そろそろ発達検査をして正式に診断できる時期かなということで、昨年6月にWISC-Ⅲを受けました。(WISC-Ⅳは数か月先まで予約が埋まっていたので、予約が取り易いWISC-Ⅲを選択しました。)

検査結果の説明では、数値をグラフ化したものを見せていただきました。
WISCは通常発達のお子さんであれば、グラフがほぼ横線になるように出来ているそうですが、娘のグラフは3次関数のような波形。横線にはならないと思ってたけど予想以上に酷いものでした。

詳細数値の公表はしない方が良いとのことなので、結果はざっくりと記載します。
言語性・動作性の下位検査値(下限0〜上限19の範囲で標準値は10)は5〜19とものすごい振り幅でした。合計13項目のうちの動作性の2つが落ち込んでいて(←注意の散漫さ、空気の読めなさ)、それ以外の11項目は全体的に高値で上限値19に達している項目も複数ありました。

全体的なIQ値は、言語性>140>動作性>110と大きな差があります。一般的な方の平均IQは100くらいで、言語性と動作性の数値差は10以内くらいだそうですから、娘の発達凹凸ぶりがよくわかる結果ですね。

【WISC-Ⅲ検査所見】
・知的発達は成人レベルにあり、難しい言葉も使いこなせています。
 (知的好奇心旺盛、本の虫)
・算数の計算は驚くほど速いです。
 (やっぱり理系)
・周りの状況を見て判断することに苦手なところがあります。
 (空気読めない系)

凹の正体は、アスペルガーとADHD。
娘の場合、アスペルガーやADHDに多く見られるコミュニケーションの問題は少ないのですが、物事を見通す力や計画性、注意力といった点において、かなりハンディキャップがあります。
高い知能と著しい凹凸(発達障害特性)を併せ持つ、いわゆる2E(twice-exceptional)と呼ばれるタイプです。

娘を見ていてつくづく思うのですが、「IQは高ければ良い」というものではありません。むしろ学校生活ではデメリットだらけです。興味対象や知的発達面で周囲とのギャップが大きすぎて、友達と会話が合わずに浮いてしまったり。学校の先生も、特性に理解を示してフォローしてくださる方もいらっしゃいますが、年齢にそぐわない発言を嫌って、授業中娘に一切発言をさせないという先生もいました。

検査結果説明の際、主治医の先生から

「知的発達は成人レベルですから、そもそもこの子が小学校に通うこと自体に無理があるんです。ちょっと想像してみてください。大人が小学校に毎日通わされて子供と同じ授業を受けさせられるとしたら・・・楽しく生活できると思いますか?お子さんはそういう状態なんですよ。」

と言われましたが、本当にに仰る通りだと思いました。
娘は就学してからずっと

「学校の授業がつまらない。夕方までの時間が長すぎて死にそう。」
「5秒で解ける問題を45分もかけて解説するのを聞くのが耐えられない。」

と訴えていました。
この状態で6年間、よく耐えて頑張ったなぁと思います。
さらっと書いていますが、親も子もそれなりに大変でした。いじめにあって転校したり、不登校になりかけたり・・・毎年綱渡り状態の小学校生活でした(苦笑)。

進学塾に通って中学受験をしたいと娘が言い出したのも、本人なりにそんな現状から抜け出そうと考えてのことだったのかもしれません。

塾には似たようなタイプのお子さんが多いのでしょうね。「素数は無限に存在するのか〜」とか「オイラーの定理が〜」とか、学校では出来ないような話題で盛り上がれるお友達が出来て、毎日塾に行くのが楽しくて仕方ない様です。親の経済的、体力的負担は大きいですが、娘の楽しそうな顔を見ていると通わせてよかったな、と思います。(^^)

少し前にハナに買ってあげたこちらの本。
最近、塾友達の間でブームになってるそうです(笑)。

20171112_2


20171112_3

ゆる〜いオジサンキャラクターで面白おかしく元素を解説。
イラストを見るだけで思わずクスッと笑ってしまいます。
中学生の化学の入門書としてもオススメですよ♪

20171112_4

いつものごはんも元素で描かれてたり(笑)、大人が読んでも面白いです。(^^)


元素生活 完全版
寄藤 文平
化学同人
2017-03-21



元素生活マニアにはこちらの手帳もオススメ!
元素手帳2018
化学同人
2017-10-11



発達凹凸っ子の子育ては常に暗中模索です。
悩んだ時、同じような状況で頑張っている方の記事を参考にさせていだだいています。

にほんブログ村テーマ 発達障害児を育てていますへ
発達障害児を育てています

にほんブログ村テーマ それぞれの*発達障害と共に*へ
それぞれの*発達障害と共に*



お読みいただきありがとうございました。
現在こちらのランキングに参加しています。モチベーションへとつながっておりますので、よろしければこちらのバナーに応援クリックしていただけると嬉しいです♪

ブログランキング・にほんブログ村へ